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プロフィール

名前:石井 美津子

卒業年:1977年卒業(8期生)

学部・学科:文学部 心理学科

勤務先:

役職:臨床発達心理士 心理カウンセラー サプリメント管理士

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追大での出会いと学びから叶えられた夢で。
人々にやさしく明かりを灯し
そっと支える、心と笑顔のパートナー。

 

「アットホームな雰囲気の中で、濃厚な時間を過ごしました」。そう学生時代を振り返る石井さん。将軍山祭で喫茶店をして利益が出たこと、ゼミでとったアンケートの解析を夏休み返上で頑張ったこと、ゼミ室で先生や仲間と交流を深めたことなど、楽しかったキャンパスライフの記憶が、色鮮やかに蘇ります。「今でも先生やお友達とお付き合いさせていただいて、食事会などしているんですよ」。中でもゼミの藤本忠明教授は、仲人なんだとか。「同じ学科の同級生が夫なんです。追大は、私の未来にたくさんの影響を与える場となりました」

そんな石井さんは、興味を持っていた心理学やカウンセリングについて深く学んだものの、世間ではあまり需要がなかったため、卒業後は病院へ勤務しました。子育てをしながら依頼のあった講師などを務めつつ、心理学の勉強はずっと続けたようです。

石井さんのこの状況に、転機が訪れます。1995年、阪神・淡路大震災の後でした。「心のケアを必要とされる方がたくさんいらっしゃって、需要が高まったんです。私に何ができるのか、どうしたらいいのか、たくさん考えました」。その時相談に行ったのは、追大でした。

「追大には、転機に必ず相談に行っていました。藤本先生や落合先生や井上先生にいろいろなアドバイスをいただいて、活動をしましたし、資格も取りました」。そのアドバイスをもとに、臨床発達心理士の資格を取得。「大学院の科目履修生になったり、恩師に見ていただいたり。常に勉強が必要なので、卒業後も追大にはたくさんお世話になっています」。こうして石井さんは、より本格的に、人々を心理面からサポートしていくようになりました。

また、時を同じくして女子大の相談員をしてほしいとの要請がありました。「夜遅くまで相談に乗ったり、何かあれば病院や現場へ駆けつけたり。関わった学生さんが元気になって、安心して卒業できますと報告があった時は、とても嬉しかったですね」。追大が心の拠り所となっていた石井さんが、今度は多くの学生さんの心の拠り所になりました。卒業生がカウンセリング室へ石井さんに会いに来ることもあり、中には石井さんと同じ臨床発達心理士になるという学生さんもいたそう。母なる海のように広い懐で受けとめてくれる石井さんの優しさと笑顔に、落ち着きや癒しを感じて元気になった学生さんは多かったようです。

現在はフリーランスで心理カウンセラーとして多忙な日々を送られている石井さん。「心理職に就くという夢が叶ったのも、追大に行ったからこそだと思います。今の追大生にも、何でもいいから夢中になれることをして、悔いのない学生生活をしてほしいですね。パワフルに打ち込めるもので、やったという達成感を味わっていただきたいですし、それがあれば社会へ出た時に頑張れる源にもなりますから」。追大で叶えられた石井さんの夢に救われ、笑顔の花を咲かせる人が、きっとこれからもたくさん現れてくることでしょう。