プロフィール
名前:上杉 竜太郎
卒業年:1992年卒業(23期生)
学部・学科:経済学部 経営学科
勤務先:株式会社ニューミュンヘン
役職:代表取締役専務
ホームページURL:http://www.newmunchen.co.jp
Facebookアカウント:上杉竜太郎
大学時代のつながりが、財産となって。
世代を超えて楽しく美味しい記憶を贈り、
温かな思い出を育む、次世代の経営者。
「実は大学での思い出…そんなになくて(笑)」と話し始めた上杉さん。学外のサークルに入り、会社経営のシミュレーションのような日々で忙しくしていたため、その記憶が大きいそう。ところが話しを進めるうちに、次々とあふれてきたのは、追大での楽しかった思い出でした。「3回生の時、
海外セミナーで1か月アメリカへ行ったのは、しっかり記憶に残っていますね。ほとんど英語が話せず通じなくて、ホームステイ先で筆談をしていたほどでしたが、それもいい思い出になって」。この時仲良くなった先生や学生とは、キャンパス内でも楽しい交流が続いたようです。また「ゼミでお世話になった西岡先生は、コミュニケーションや思い出づくりを大切にしてくださいました」と、楽しかったゼミコンのことや、語学クラスの仲間と一緒に旅行へ行ったことなど、懐かしい話が次々と飛び出します。
追大での日々を振り返り「学生時代に得たものは、今もとても生きているので、ぜひいろんなことを楽しんでやってもらえたらと思います。いい思い出をもらえた追大にとても感謝しているし、友達という財産も得ることができたし。追大はそれが作れる学校ですから」と在校生にエールを送ります。
また、大学時代に上杉さんは、いくつかのアルバイトを経験しました。そのひとつが、大阪に本店がある老舗ビアレストラン「ニューミュンヘン」。美味しいビールと唐揚げで舌鼓を打ちたいならここ!という関西人は、少なくありません。「創業者が祖父なんです。継ぐよう言われたことはないですが、いつか継ごうという意識がどこかにありました」。その思いから、卒業後は入社。いくつかの店舗でいちスタッフとして、また主任として責任ある立場でスタッフをリード。新規店舗開店からすべてを担う店長も経験し、さまざまな苦労や悩みを乗り越えながら学びを得て、多くの経験を積んでいきました。「それぞれの店での思い出がたくさんあるんです。勉強したことが生かせて毎日が本当に楽しい、仕事ってこんなに楽しいんだと思えたことは、貴重な経験になりました」
現在は、社長をサポートしながら経営の勉強をしつつ、営業統括全般を手がけています。「社員の親族が入社してくれたケースがいくつもありますし、休日にアルバイトの子たちが呑みに来てくれることもあるんです。いい思いを持っていないとこういうことはないので、すごくありがたくて嬉しくて。地域や人とのご縁を大切にする会社だと思うので、これは良い伝統として残していきたいですね。店を大きくするよりも、地元に密着して長くみんなに愛されるような、みなさんにとって思い出の店になりたいです」と想いを語ります。
今も強い味方となっているという、学生時代に得た先輩後輩や仲間達。その支えを追い風に、楽しい思い出を増やしながら多くの人の記憶に残るお店が、上杉さんの思いとともに続いていくのかもしれません。