沖縄支部

沖縄支部の活動報告

 沖縄地方と奄美地方が梅雨入りした翌々日の5月20日に沖縄支部のつどいが開催されました。開催時刻は例によって沖縄時間の19時開始。場所は、ゆいレール「牧志駅」徒歩1分の南西観光ホテルでした。毎年お世話になっているホテルの会議室もコロナの影響で閉鎖され、今年は、国際通りでは老舗の南西観光ホテルの会議室でした。

 参加者は、支部より神崎支部長、岸良さん、九州支部長の岩﨑さん、同じく九州支部の山崎さん、校友会からは玉井副会長、田中企画事業委員長、野出支部支援委員長の7名と大学から地域創造学部の吉田准教授の合計8名でした。

 開始にあたって、神崎支部長の挨拶、真銅学長からの心温まるメッセージが披露されました。

 参加者の簡単な自己紹介のあと、吉田准教授による講演が始まりました。

 テーマは、「沖縄・奄美におけるルーツ・ツーリズムの可能性 徳之島プロジェクト通して」です。吉田先生の専門は文化人類学で、2007年から現在まで沖縄本島・金武町ほか各所でフィールドワークを継続されておられ、2017年に本学地域創造学部に着任され、沖縄・奄美に関する授業のほか、2022年から本学学生とともに徳之島プロジェクト(若者世代の関係人口を増加させる方策の検討)を開始されました。そのプロジェクトと本学学生の関りや、祖父母の出身が沖縄や奄美なのでルーツをさぐるために参加した学生の話、出生率が高い奄美群島の話、プロジェクトだけではなくプライベートでも長期の休みを利用して農園を手伝う学生の話など興味深い話だけでなく、参加者からの質問に気さくに応えていただくなど楽しい講話となりました。

 会場を近くのあんまー家(あんまーは沖縄の方言でお母さん)という料理店に移し、支部から1名が加わり9名で、沖縄料理と沖縄の泡盛をいただきながら、引き続き吉田先生からお話をしていただきました。

 会の最後には、神崎支部長から本日の吉田先生のお話の中にもあったように沖縄や奄美の人はUターンしてくる率が非常に高い。沖縄支部はUターンしてくる若者を温かく迎え入れるためにもあります。これからも細々と和気あいあいに沖縄支部を継続していきますとの決意表明がありました。