会長あいさつ
2023年より、追手門学院大学校友会「将軍山会」の会長を拝命しております、6期生(1975年)経済学部経営学科卒の生川紳一郎(なるかわ しんいちろう)でございます。歴代会長をはじめ、会員の皆様方のご協力を賜りまして心より感謝申し上げます。今後も全力で取り組んでまいりますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。
さて、本校の校友会は、発祥の地である安威キャンパス横の将軍山古墳にちなんで「将軍山会」として設立され、半世紀以上の歴史を刻んでまいりました。このたび、本会の創設当初の志を受け継ぎ、伝統ある名称を守るため、2025年4月1日より「追手門学院大学校友会 将軍山会」へ名称を戻すことといたしました。
また、母校は「第二の開学」として、2025年4月より、文系大学から理工学部を擁する1万人規模の総合大学へと進化いたします。7年前に総持寺と安威の2キャンパス制を導入し、数年後には、毎年約2,500名の卒業生を本会は迎えることとなります。今後も卒業生が増加する中で、将軍山会として母校の発展に寄与するため、組織の見直しやガバナンス強化を図り、卒業生の活躍を支援していくことが重要であると考えております。
社会の変革が加速する現代において、私たちもその流れに対応しなければなりません。特に母校は、情報社会に必要なDX(デジタルトランスフォーメーション)やAIの活用を視野に入れた教育改革を進めており、将軍山会も役員間でDX化を推進して2年目を迎えました。今後は、DXの取り組みを一般会員の皆様にも拡大し、母校の近況報告や、卒業生のリスキリング・リカレント教育の支援にもつなげていきたいと考えております。
さらに、母校の発展に貢献するため、将軍山会では創立記念事業等として、これまで数々の募金・寄付活動を行ってまいりました。 総持寺キャンパスのⅠ期工事では、アカデミックアーク棟の図書館「アルムナイライブラリー」に続き、Ⅱ期工事では、アカデミックベース棟内の600名収容の大ホールに「将軍山会ホール」のネーミングライツを取得いたしました。
また、現役学生(学生会員)への支援や募金・寄付活動を通じて、「つながる、ひろがる、もりあがる」というキャッチフレーズのもと、組織のさらなる拡大を目指してまいります。そして、「追手門学院大学を卒業して良かった」と思っていただけるような将軍山会を築いていきたいと存じます。何卒、会員の皆様方のご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
(2025年4月)
学長あいさつ
2020年4月より追手門学院大学の学長に就任することになりました、真銅正宏(しんどうまさひろ)と申します。校友の皆様には、これまでもさまざまな場面でお世話になり、優しいお言葉をおかけくださり、心より感謝いたしております。改めてお礼申し上げます。
2016年の大学創立50周年、2018年の学院130周年、2019年の総持寺キャンパス開校と、ここ数年、追手門学院大学は、さまざまな節目の年を迎え、記念行事を重ねてまいりました。トップスピードで走りすぎたかもしれません。その過程で、校友の皆様には、継続的に実に大きなご支援を頂戴しました。本当にありがとうございます。
皆様の母校がこの後もずっと輝き続けていくためには、ペースを整え、高等教育機関であることの原点に立ち返り、教育の質保証を最重要課題として掲げながら、学生および教職員が最適なスピードで走ることで、最大の結果を出すことを考えなければなりません。
ここにいう教育の質保証とは、知識・技能を身につけることについてだけでなく、それをいかにうまく運用し、何らかの成果としていかに確実に発信できるか、そのような応用力をつけることも含まれます。またそこでは、成果に向かっての、深い思索や論理的な思考も求められます。学生時代に、これら複合的で総合的な力を身につけておくことで、これからの予想できない時代にも立ち向かうことができるはずです。
学生が不断に成長する大学であるために、学長として、以下の三つを教育理念実現の合言葉としたいと思っています。
一、 Student First
二、 ブランド化
三、 笑顔づくり
この大学で学んだ学生が、笑顔と自信をもって社会に船出し、さまざまな体験をし、成長し、時に立ち止まり、振り返る時、追手門学院大学が、彼らを支え続ける存在でありたいと思っています。
将軍山会も、同じ目的をお持ちのことと存じます。
これまで同様、今後とも、追手門学院大学の教育について、ご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
(2020年4月)