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プロフィール

名前:木村 力造さん

卒業年:1978年(9期生)

学部・学科:文学部 社会学科

勤務先:三起商行株式会社(MIKI HOUSE)

役職:執行役員 東京支社長

ホームページURL:https://www.mikihouse.co.jp

Facebookアカウント:ミキハウス

 

力をつけて、逃げずに勝つ。
追大の後輩やスポーツ選手の後ろ盾となり、
若い夢の花を咲かせ続けるサポーター。

 

「追大の少林寺拳法部でいろいろ教えられた4年間は、その後の生き方の指針にもなりました」。厳しかった部活の思い出話や社会に出て役立ったエピソードが、次から次へと飛び出す木村さん。社会に出て「あれができたなら大丈夫」と思うことで乗り越えられた場面がたくさんあり、「少林寺拳法部に入ってよかったと日々思って生きていますよ」と語ります。
木村さんは充実した学生生活を送る傍ら、お兄様が立ち上げた子供服ブランド「ミキハウス」を展開する会社を手伝い、卒業後は正式に入社しました。学生時代にスポーツへ情熱を燃やした経験を生かし、日本初の女子柔道部を創部。中学生だった田村(谷)亮子選手の指導やバックアップをし、女子柔道をメジャーにした陰の功労者となりました。その後創った卓球部には、福原愛選手や石川佳純選手なども在籍。オリンピック選手を100人以上も輩出するほど会社でスポーツ選手の環境を整え、支援、育成してきました。
そんな中、仕事でいろいろな家庭を回ってお母さん達と話しをしているうちに、いじめの相談をされたことがあった木村さん。そこで、近所の子どもを集めて少林寺拳法を教えました。「いじめられる子は、共通して下を向いていたんです。
だから、立ち方や姿勢から教え、褒めて褒めて自信をつけさせたら、1年間でみるみる変わりました」。自信がついていじめられなくなり、お母さん
からも感謝された時、「追大で少林寺拳法をしたことが人の役に立ってよかったと心から思いました」と振り返ります。
現在は、ミキハウスの売り場面積が少しでも広がるよう、全国の百貨店を回って営業をする毎日。また販売スタッフの健康管理も含め、店頭の管理やチェックも行います。時にはスタッフの悩みや恋愛相談に乗ることも。「健康で本当の笑顔で接客できるよう、プライベートも充実させてほしくて」。このようなお人柄からも、仕事で出会う企業の社長や役員から若い社員まで「力ちゃん」「リッキーさん」など、親しみを込めて呼ばれ、多くの人に愛されているようです。「人間関係を一番大切にしています。兄から名刺交換の時に役職名を見るなと教えられ、そこからどんな人にも同じ態度で接することができるようになって、いろいろな人と人間関係を深めていくことができました」 そんな木村さんの夢のひとつは、「お世話になった大学に何か貢献したい」ということ。「追大ですれ違った就職活動中の学生さんにミキハウスのことを聞くと『難しくて受けても受からない』と言われて、ショックだったんです。そんな後輩のために何かできればと思って」。そこで倍率500倍とも言われるほど人気のミキハウスの就職試験で、毎年追大生を採用するようになったそうです。
ミキハウスを世界にも広げていきたいという木村さんの想いを受けて、今後さらにたくさんの追大生やスポーツ選手が、きっと社会でキラキラと輝き活躍していくことでしょう。